【スコーンで始まり、心が忙しい一日】——ゴールデンウィーク三日目の記録
ゴールデンウィーク三日目。みんな遊びに行っとるんかな? 高速道路の渋滞情報がテレビで流れるたびに「勝ったな…」とつぶやく俺。そう、渋滞知らず、家にいながら最高の一日を過ごすのだ。今日もまた、早朝からキッチンで火花を散らしていた。 ■ 6時、俺、焼きたてスコーンの神になる。 目覚ま
続きを読む読・想・書 IORI no OMOTE HACHIKU
ゴールデンウィーク三日目。みんな遊びに行っとるんかな? 高速道路の渋滞情報がテレビで流れるたびに「勝ったな…」とつぶやく俺。そう、渋滞知らず、家にいながら最高の一日を過ごすのだ。今日もまた、早朝からキッチンで火花を散らしていた。 ■ 6時、俺、焼きたてスコーンの神になる。 目覚ま
続きを読む1. はじめに──音声要約との出会い ゴールデンウィーク。ゆったりした時間が取れるこのタイミングで、普段気になっていた新しいツールを試してみた。Googleが提供する生成AIのひとつ、「Notebook LM」に搭載された音声要約機能である。 Notebook LMは、文書を読み
続きを読む連休も折り返し地点。世間では「旅先からの投稿」「キャンプ飯ドヤ顔アップ」「家族と公園でピクニックです🌸」みたいな投稿があふれてるけど、俺のGWはちがう。焼き菓子、映画、音楽、読書。そしてポケモンGO。――完全武装のインドア派、しかしその生活は外より濃い。 朝7時のスコーン戦争 G
続きを読むゴールデンウィークの初日。特別な予定は入れていないけど、その分、ゆっくりと自分のペースで過ごせる貴重な一日。外は天気もそこそこ。特にどこへ出かけるでもなく、家の中でしっかり「やりたいことリスト」をこなした感じの、ある意味充実した一日だった。 朝7時、スコーンを焼くところから始まっ
続きを読む論理って、世界共通語? 「論理的」って言葉、我々は日常的に使っているけれど、その意味を深く考えることって意外と少ない。たとえば「筋が通っている」とか「ちゃんとしてる」とか、なんとなく“良さそう”な響きで受け取ってしまう。でも、渡邉雅子さんの『「論理的思考」の社会的構築』を読んで、
続きを読む時間とは、いったい何なのか。スマホの時計を見れば、確かに「そこにある」もののように思える。しかし、ふと立ち止まって考えてみると、それはまるで掴みどころのない存在にも感じられる。 そんな時間の不思議に対して、100年以上も前に「それは“空間的に計測されるもの”とは違うのだ」と喝破し
続きを読む先日、小学1年生の娘と一緒に、兵庫県加古川市にある「ニッケ乗馬クラブ・クレイン加古川」へ乗馬体験に行ってきた。乗馬といえば、どこか敷居が高いイメージもあるけれど、ここでは初心者や子どもでも安心して体験できるような配慮がたくさんされていた。 今回、体験したのは娘。もちろん馬に触れる
続きを読むミヒャエル・エンデの『モモ』を読了した。物語の根幹にあるのは「時間とは何か?」という問いだ。そして、エンデは単にそれをファンタジーとして描くだけでなく、現代社会に生きる我々への痛烈な批評としても機能させている。読み進めながら、ある言葉を思い出した。「人間は、他者との関係の中でのみ
続きを読む松家仁之の『火山のふもとで』は、長野県の浅間山麓を舞台に、建築をめぐる人々の人生と時代の流れを静謐に描いた作品だ。主人公は、大学卒業後に村井設計事務所に就職し、ある公共図書館の設計コンペに関わることになる。 物語の舞台と登場人物 本作の主人公である「私」は、新米の建築設計者。村井
続きを読む今年もこの日がやってきた ついにこの日がやってきた。修了式。三学期の終わり、すなわち一年間の終わり。 校庭には、まだ少し肌寒い風が吹いている。でも、生徒たちは春の日差しを浴びながら、校長先生の話を聞いている……たぶん。いや、たぶん半分くらいは別のこと考えてる気がする。でもまあ、そ
続きを読む1. ねとらじというネットラジオがあった 20年以上前、インターネットが今ほど動画に支配されていなかった時代、「ねとらじ」というネットラジオがあった。「26歳ふりぃたぁ」「永井ラジオ」「むてきんぐ」「黒豆」「幸楽」……懐かしい名前が次々と蘇る。リスナー数の多かったDJたちの配信を
続きを読むはじめに 乙野四方字さんの小説を原作とした『僕を愛したすべての君へ』を読んだ。本作は、並行世界を舞台にした切ないラブストーリーだ。同時に刊行された『君を愛したひとりの僕へ』と対をなす作品で、どっちから読むかで結末が変わる作品。 ドングリfmのエピソード933回でなつめぐさんが紹介
続きを読む春はどこへ?寒さ続く一週間 期待した春の訪れ 先週のニュースではこう言っていた。 「来週は暖かくなり雪が溶けるでしょう。雪崩にお気を付けください。」 ほう、ついに暦の上だけでなく、本当の春がやってくるのか。わくわくだぜ。 冬の厳しい寒さを乗り越え、ようやく暖かい陽気が訪れるのかと
続きを読む1.昨年借りた本は109冊 昨年、図書館から借りた書籍は109冊にのぼった。とりあえず買う前に借りてみて、おもしろかったら購入するスタイルを貫いている。絶対に手元に置いておきたい本以外は、まず借りる。これが鉄則だ。 例えば、新書や小説は一読したら基本的には読み返さない。授業で使う
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