娘、望遠鏡を作る
舞子高校の天文気象部企画に参加!
先日、兵庫県立舞子高校の天文気象部が企画した天体望遠鏡作りのワークショップに、娘と一緒に参加してきた。星の観察会は全国各地で定期的に開催されており、環境省のWEBサイトにも掲載されているほどの社会貢献的な取り組みだ。今回も同様の形で開催され、本当に素敵な機会だった。

望遠鏡作りに挑戦!
工作が大好きな娘は、天体望遠鏡を作れると聞いただけで大興奮。星にはそれほど興味がなかったものの、これをきっかけに夜空に関心を持ってくれたらラッキーだな、という軽い気持ちで参加することにした。
今回作成したのは、オルビィス社の「コルキット」というクラフト用紙を使った望遠鏡工作キット。まるでプラモデルを組み立てるような感覚で、親子でワクワクしながら作ることができる。
高校生たちと一緒にものづくり
娘は高校生のお兄さん・お姉さんに囲まれながら、丁寧に作り方を教えてもらっていた。特に慎重に扱っていたのは対物レンズ。レンズ表面を触らないように細心の注意を払って作業をしていた。
時折、顧問の先生が熱血指導を挟みつつ、約1時間かけて無事に完成!このキットは実に面白く、3500円程度で購入できる上、倍率も40倍と高性能。月の観察なら十分可能だ。
娘も「自分で作った!」という自負から、「早く観察したい!」とワクワクが止まらない。作戦成功だ。
宇宙の旅へ出発!
望遠鏡が完成した後は、天文気象部の生徒たちによる「太陽系旅行」のプレゼンテーションがあった。3Dメガネをかけて観る宇宙の映像はまるで本当に宇宙を旅しているようで、まさに圧巻。
特に印象深かったのは、天王星や海王星で降るという「液体ダイヤモンドの雨」。想像するだけでワクワクする世界だ。
いざ、星の観察!
プレゼンテーションの後、いよいよ星の観察へ。天文部の生徒たちの解説を聞きながら、まずは月を観察。昨夜はとんがり三日月が美しく輝いていたので、細い三日月をじっくりと眺めることができた。
自分でセッティングし、接眼レンズを覗いた瞬間の感動はひとしお。娘も「月が見える!覗いて!!」と大興奮。
さらに、隣では天文部の生徒たちがVixenの巨大な望遠鏡をセッティングしていたので、特別に覗かせてもらうことに。レンズの向こうに見えたのは、縞模様が特徴的な木星!
「美しい縞模様が見えますね!」と話すと、高校生たちは「本当に見えますか!?嬉しいです!」と感激していた。彼らが一生懸命準備してきた成果が伝わった瞬間だった。

その後の変化
今週は雨が続く予報のため、せっかくの望遠鏡もしばらくおあずけなのが残念だ。しかし、娘は翌日、小学館の『まどあけ図鑑 うちゅう』を引っ張り出してきて、昨夜知ったことや興味を持ったことを熱心に読んでいた。
どうやら、今回の体験で少しは宇宙に興味を持ってくれたようだ。このまま星好きになってくれたら嬉しいなと思いながら、次の晴れた夜を楽しみにしている。