令和5年度が終わる
令和6年の1学期が終わるタイミングで投稿し忘れていた記事があったので投稿。
ドラフトだったので、書き終えていないがこのまま投げておこう。
今年度ももう少しで終わりを迎える。あっという間だ。
学校の状況はどう変わったのだろうか。思い返してみよう。
PTAが廃止に
いまだにPTAが存在していて驚いた4月。今年度で活動は終了。しかし別の名前で残り続けることになっている。これは多くの学校でそのようだ。PTAを残しておいて金銭の問題や、果てや政治に利用されたりしたことを考えるとこれが妥当な衰退への道なのかもしれない。
考査の在り方
定期考査(中間・期末)が単元テストに置き換えられる。いくつかの教科で定期考査を実施せずに、単元ごとにテストをして評価をしている。例えば1学期だと考査は期末考査1つだけになる。これを単元終了ごとにテストを実施することで、学習定着度が上がることが期待される。ほんとかな?
行事精選
これは本当に困難だ。隣の学校ではしているのに、なぜ我が校はしないのだ!と保護者に詰められたら回答に窮するだろう。市下一斉に削減をすれば良いのだが、地域からの突き上げに対応することの苦労を考えた際に管理職(2~3年でその学校を出ていく)が、思い切ったかじ取りをすることはあまり期待できない。だってそうでしょう。その任期の間、まぁまぁと言ってればいなくなるわけだから。だけれど、そもそも教師の人数が足りない、配慮すべきことは増える、業務は改善されないのに、昔と同じことをしようとしたら誰かに負担がいっているのだ。分散すれば良いじゃないと思うかも知れないが、それが出来ればこんな状況になっていない。SDGs!SDGs!というならば、「始めるのは簡単だが辞めるのは難しい」という観点を絶対に忘れてはならない。
もちろんどの行事も、そりゃあった方が生徒の成長にとって良いのだ。そんなこと教員なら重々承知している。が、それでは立ち行かなくなっている。なんとか倒れながら、行事を成立させてしまうから次年度も継続されてしまうのだ。ポイントは教員は倒れているというところだ。次の日に休んで、その次の日には出勤してくる。顔は死んでいるし、心も死んでいるのだが。
じゃあ、どの行事をなくすねん。
体育会→教育課程を踏まえた行事なら良い。入退場に2時間も3時間もかけるのが良いのか?保護者に見せるためという目的がスライドしていないか?体育の授業でしていないことをする必要はあるのか?
文化祭→ステージ発表は削らない。吹奏楽部のメインなので削らない。書道部もステージパフォーマンスがあるだろうから削らない。美術部の作品は体育館に掲示してはどうだろうか。一番問題なのは、各教科が文化祭用に無理やり生徒に何かを作らせることだ。目も当てられない。教科授業の課程や結果でできたものを展示するのが筋だろう。
合唱コンクール→個人的にはとても好きな行事だが、時間割を変更し、放課後に練習をし、合唱コンクールの3週間は音楽科、担任はとても疲弊する。故に、クラスが一体となりそれなりにやり切った場合の達成感は大きい。だが、前述したように疲弊するのだ。発表でクラスが歌わなかったときの喪失感も計り知れない。生徒は以後やる気を失い、保護者からは担任失格の烙印を押されると言っても過言ではない。もろ刃の剣である。