民藝とは何か
美は貴族や権力者が所有しているようなきらびやかな物よりも、むしろ実用的な物の中に顕れると主張する。Wikipediaによると
民藝運動(民芸運動、みんげいうんどう)とは、手仕事によって生み出された日常づかいの雑器に美を見出そうとする運動。「民藝」とは「民衆的工藝」の略語で、柳宗悦らによる造語。1926年(大正15年)に柳宗悦、富本憲吉、河井寛次郎、濱田庄司が連名で「日本民藝美術館設立趣意書」を発表したことが、運動の始まりとされる。
https://ja.wikipedia.org/
これは難しいなぁ。言わんとすることは理解できるけれど、イマイチ腑に落ちない。文体がそうさせるのか、根拠がどうも薄く(自分が読み取れてないところが大きいのだが)、~ではないでしょうか形式の訴えかけてくるものが多かったので、納得感は低く感じた。
民藝の方が価値があると言っているのか、それともこれまで評価されていなかった民藝を評価しようぜという主張なのか、誰か教えて欲しい。
後半の民藝品の写真とともに解説があるのだが、そこは興味深く読めた。自分が子供のころ(40年前なので1980年代)にはまだ田舎の祖父母の家にはあったような類のものが掲載されている。そういや、もうこんな民藝品って令和の家庭にはほとんど存在しないキレーな物ばかりになってるんだろうなと想像できる。
恐らくこういった物は、どこかの村のどこかの蔵の奥の方にしまわれているか、破棄されてしまったかなのだろう。民藝を正当に評価しなければ失われる価値が大きく、そのことに柳宗悦は気づき早い段階から運動をしてきた(のか?)。
不勉強すぎて今日はこの辺りで終わり。