月: 2023年10月

手仕事の日本 + 南無阿弥陀仏 柳宗悦

『民藝とは何か』をなんとかかんとか通読できたので、そのままの勢いで柳宗悦の二冊目へ。日本の各地における民藝を詳細にレポートしている一冊だった。 これも苦しい一冊だった。日本は北のほうから南下して、地方の民藝を紹介してくれるのだが、なじみがなさ過ぎて想像がついていかない。プラス、こ

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たったひとつの冴えたやりかた ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 

うーん、胸糞悪い内容だった。久しぶりのバッドエンド作品で、読後感はもやもやで一杯だ。 1985年初出のSF小説で、40年前という文章ではなくて驚く。16歳の女の子が宇宙船で宇宙の果てに旅に行く。異星人とのファーストコンタクトを夢見て、たった一人で冒険に出るのだ。そこで出会うは・・

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私たちはなぜ犬を愛し、豚を食べ、牛を身にまとうのか メラニー・ジョイ

タイトルはすんげー面白そうだったのでわくわくしながらページをめくった。が、結局はヴィーガンの話に終始した。 我々は豚や牛を食べる。屠殺して、綺麗にパッケージ化されて、それを買い、動物の死を意識することなく日々口に運ぶ。それってどうなのって言う話。晩御飯に出されたすき焼きを、食べて

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場所 瀬戸内寂聴

初めて瀬戸内寂聴の本を読んだ。自分が物心ついたときには、この人は尼さんで、TVに出て何やら人生相談みたいなのを受けている人だった。どうして有名なのか、さっぱり知らなかった。当然興味なんて湧かなかった。たまたま手に取った『場所』から、瀬戸内寂聴が作家であることを知ったのだ。 この本

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車を買う

我が家にはSUVが2台ある。いずれも丁寧に10年近く乗っている。大きなトラブルもなく今年も車検を迎えた。10年となると車検代も馬鹿にならず。 そろそろ車を新しくしようかって話になる。TOYOTAでそんな話になった時に、電子部品が調達できずに納車が1年、2年先になるのだそうだ。って

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失われたものたちの本 ジョン・コナリー

前半は主人公の12歳ディヴィッドの境遇についてず~っと書かれている。これがつらい。前評判も何も知らなかったので、このあとどんな展開があるのかも分からないし、まさかずっとこんな調子でデイヴィットの状況が書き続けられるのか?だとしたら読み進めるのしんど!と思っていた。 話は急展開をす

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民藝とは何か

美は貴族や権力者が所有しているようなきらびやかな物よりも、むしろ実用的な物の中に顕れると主張する。Wikipediaによると 民藝運動(民芸運動、みんげいうんどう)とは、手仕事によって生み出された日常づかいの雑器に美を見出そうとする運動。「民藝」とは「民衆的工藝」の略語で、柳宗悦

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あなたのための短歌集

自分の本棚にある詩集や歌集をザーーっとリストアップしてみると、 ランボォ谷川俊太郎ボードレール中原中也寺山修司高村光太郎萩原朔太郎島崎藤村笹公人草野心平石川啄木永井荷風 本棚を眺めながら書いたけれど、意外と詩集歌集を持っていたので我ながら驚いた。30年間で気になっては買い、読み、

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ダイエット生活 1か月終了[経過報告]

9月1日から始まったダイエット生活も無事に1ヵ月が経った。3ヵ月をかけて70kgを63kgまで落とすことが目標だ。3ヵ月で7kg。1ヵ月で2~3kgの減量。1日70~100gを落としていく。あぁこうして文章に書き起こすと結構きついってことが分かる。 ひとまず結果から。 70kg→

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