ビジーボードを作る

子供のおもちゃとは、大人が遊んでほしいなぁという意図をガン無視するものだ。高い高いアンパンマンのおもちゃには見向きもせず、トイレットペーパーの芯にくそハマりする。そんな理不尽なのが子供のおもちゃだ。

知育玩具もそうだ。大人の方が面白がって遊ぶ。3歳くらいになるとおもちゃをおもちゃとして扱えるようになるが、それまでは別になんだっていいと思う。

子供は遊びの天才と言われるが、まさにその通りだ。あるもので想像力を働かせて多分に遊ぶ。

児童館に行くと手作りのおもちゃがたくさんある。なるほど、そうやって作ってるのかと参考になる。

今回作ったビジーボードもそう。家にある不要になったものを結束バンドでくっつけるだけだ。こんなのでも購入したら5000円はくだらない。

計算機に鍵に輪ゴムに・・・とにかく使っていないものならなんでも良い。完成したビジーボードをどこかに固定したいのだが、良いところがなかったので長椅子に固定。

さて、どれくらいこれで遊ぶかというと・・・めっちゃ遊ぶ。特にチーンはお気に入りだ。後はポットン落とし系。鏡をパタパタ開閉させるのも好きだ。何が楽しいのか理解不能だが、息子は日々こいつで遊んでいる。

息子は娘の小さい頃と全然違う。娘はEテレが好きだったし、絵本が好きだった。息子は穴が空いてるのが好きだし、ボールを投げるのも好きだ。同じように育てても全然違う。「子育ては運だ」が自分の考えだが、親は様々な機会を子供に与えるが、子供がそれらをどう咀嚼し吸収するかの分岐点は山ほどあるのだ。

親は自分の思い描いた通りに子供が育たなくてもがっかりしなくていい。むしろ自分の想像している以上になることの方が楽しみだ。ただし、人を傷つけたり、公で人に迷惑をかけるような人間になることだけはなんとしても阻止しなきゃなとは強く思う。