人間ドック

先日、2年ぶりに人間ドックへ行ってきた。毎年、成人病検診という名目で夏に受けてはいるのだが、2年に一度は全チェックをしてもらうことにしている。もう40歳を過ぎると身体のどこかに支障をきたしてもおかしくない年齢だ。今までも変わらない生活をしていたとしても、身体は衰えていっている。筋トレやスポーツをしていないし、とりわけ体に気を使っているというわけでもない。だから人間ドックは、その日常の怠惰が何らかの病巣として発見されるのではないかと、いつもドキドキするのである。

さて、人間ドックで1番のネックとなるのは胃カメラだ。前回は鼻から内視鏡を挿入した。もちろん鼻や喉には麻酔を塗って麻痺させているのだが、ぜんぜん効果がなく、始終えずいていた(嘔吐くと書く)。看護師さんにも笑われながら、はーいもう終わりますよー泣くほど辛いですかー?と煽られながら地獄の時間を過ごしたのだ。勝手に涙が出るのだ。勝手に、ヴォエエェェエって出るのだ。こちらも大人だし我慢するしなるべく醜態を晒さないように心けているのだが、身体は正直だ。ヴォエエエェェェだ。

そんなわけで、今回重視したのは鎮静剤を打ってもらえるかどうかだ。鎮静剤で眠っている間に終わらせてもらう作戦だ。幸いなことに2000円の追加で大丈夫とのこと。医院長先生に「前、痛かった?えずいた?」とまーた笑われながら尋ねられた。

さて、胃カメラがついにやってきた。もうドキドキである。鎮静剤用に注射を打たれて診察室へ移動。血圧計を腕と指に装着。大ごとだ。くつわのようなマウスピースをはめられて、SMかよ・・・とかそんな余裕もなく横にさせられる。看護師さんが、よだれだーらだら出るから横になってねーって。それじゃあ鎮静剤入れていくので眠たくなったら寝てくださいねーって言われてから、全然眠たくならねぇなぁ、大丈夫かな、このまま開始されたらやばいな・・・って思ってたらどうやら寝ていたようだ。すごい!鎮静剤。

で、だ。
胃カメラでぐるぐる見ている最中に、徐々に覚醒していくのが分かる。前回のような違和感が夢か現実か、まどろむはざまで揺れている。そうこの違和感は現実。麻酔が術中に切れたのだ。

ヴォエエエエエェェ!!!!
結局、一緒。